3分で理解!膵臓がんの初期症状の特徴や対策
あなたは、「最近、体の調子がやけに悪いから、もしかして膵臓がんかも!?」と、不安になっていませんか?
そこで今回は、膵臓がんの初期症の特徴や、万が一膵臓がんと思った時の対処法などを分かりやすく解説していきます。
ぜひ、参考にしてください。
膵臓がんの初期症状にはどんなものがあるの?
そもそも、膵臓がんの初期の自覚症状にはどのような特徴があるかと言うと、以下の5種類が挙げられます。
- 嘔吐・吐き気
- 腰痛・背中の痛み・腹痛
- だるい
- 黄疸(目が黄色になったり、尿が濃ゆくなる)
- 消化不良・食欲減少(それによって体重が減ります)
しかし、これらの症状は早期の段階で見つかるのは難しく、ある程度ガンが進行した状態で見つかるケースが多いのが現状です。
膵臓がんが早期で見つかりにくいのは、膵臓の役割が「食べ物の消化を助ける膵液(すいえき)を出す」とか、「血糖値を調節するホルモンを出す」などの、体の機能のサポートに徹しているからです。
膵臓がんでサポート役の膵臓の働きが悪くなっても、しばらく体は動き続けるので、早期では見つかりにくいのです。
どんな人が膵臓がんになりやすいのか?
先ほど膵臓がんの症状の例を挙げましたが、必ずしも「最近、吐き気がするから膵臓がんだな」ということではありません。
なぜなら、吐き気がする病気は膵臓がん意外にも多く存在するからです。
しかし、実際には、「この病気や特徴を持つ人は、膵臓がんになりやすい」と言うデータがあることも事実で、以下の3つの特徴の内1つでも持っている人は注意が必要です。
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1、糖尿病
これまでの研究で、糖尿病と膵臓がんの関係性があることが分かっています。
例えば、「日本糖尿病学会」と「日本癌学会」が合同で研究した結果によると、糖尿病によって膵臓がんのリスクが1.85倍上がることが分かっています。
日本糖尿病学会と日本癌学会による合同委員会が2011年に発足し、13年に報告を出しました。
日本人の疫学データによると、糖尿病の人はそうでない人に比べて1.2倍がんになりやすいことが分かりました。
がんの種類別に見てみると、大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍でした。
糖尿病は、膵臓の「血糖値を調節する機能」が上手く働いていないことが原因で起こる病気で、糖尿病になった時点で膵臓がダメージを受けているので、膵臓がんになりやすいのです。
2、慢性膵炎(まんせいーすいえん)
慢性膵炎とは、膵臓の細胞が固くなることで、膵臓の管に石ができたり、膵臓の中身が石灰化(もろくなる)する病気です。
慢性膵炎はアルコールの過剰摂取が原因で起こりやすく、アルコール自体もガンの原因となるので、最も膵臓がんになりやすい病気の1つと言えます。
3、肥満や喫煙
他にも、膵臓がんに限らずガン全般に言えますが、肥満や喫煙なども膵臓がんの原因となります。
膵臓がんかも、と思ったらやるべき対策法
「もしかしたら、膵臓がんかも」と思ったら、なるべく早く病院に向かって検査を行うようにしましょう。
「検査を受けるのが怖い」と言う気持ちも分かりますが、膵臓がんは進行すればするほど、大きくなったり転移をして広範囲にガン細胞が広がってしまい、治療が難しくなってしまいます。
しかし、早期の段階で発見できれば、手術でガンを取り出すことが可能なので、ガン治療では早期発見が非常に重要なカギを握るのです。
検査は、総合病院(大きな病院)の内科or消化器科に相談をして、スケジュールを決めることで受けるのが望ましいです。
なぜなら、総合病院で検査をすると、様々な角度からガンや健康の診断をしてくれるので、より自分に合った治療法を見つけてくれる可能性が高いからです。
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