大丈夫?胃がんと炭酸水で知っておきたい3つのこと
あなたは、「炭酸水が大好きだけど、胃がんになったりしないかな?」と不安に感じていませんか?
そこで今回は、胃がんと炭酸水の関係で知っておきたいことを3つ紹介していきます。
ぜひ、参考にしてください。
炭酸水が胃がんの直接的な原因になることはない
「炭酸は体に悪いとよく聞くから、胃がんの原因にもなるのでは?」と心配する人もいますが、ハッキリ言って、炭酸水が直接的に胃がんの原因になることはあり得ません。
そもそも、炭酸水とは、どんな成分が含まれている飲料水なのでしょうか?炭酸水の中でも有名な「ウィルキンソン タンサン」の公式サイトを見てみると、
原材料名
水、炭酸
たったこれだけです。
それに炭酸は口の中から取り入れていき、ある一定の量まで達すると、体が「もう炭酸はいらないな」と判断して、ゲップやおならとして外に出してくれます。
また、胃の中に入った炭酸も胃液でちゃんと分解して、ブドウ糖などの無害な栄養分に変わるので、普通に炭酸水を飲むだけで胃がんになることは、まずあり得ないと考えてよいです。
コーラなどは胃がんの可能性を高めるのか?
ただ、コーラには「カフェイン」が含まれており、これが胃がんの原因になる可能性もある、と言う噂もありますが、あまり神経質になる必要はありません。
確かに、カフェインやビールなどの胃に刺激になるものは、胃壁を破壊を破壊して細胞を傷つけるので、胃がんのリスクが高まると言われています。
しかし、コーラには、100g当たりたった8mgのカフェインしか含まれておらず、コーヒーの1/5の量だけです。こんなに微々たる量のカフェインが、胃がんの影響するとは考えにくいのです。
それに、日本のがん研究で有名な「国立がん研究センター」さんの研究報告の中でも、「炭酸が胃がんの原因に、、」と言うのは、全く一言も触れられてすらいません。
2004年1月に、われわれのコホート研究で、塩分濃度の高い食品をよく食べるグループでは胃がんのリスクが高くなると報告していますが、「伝統型」食生活で胃がんのリスクが高くなるのは、やはり塩辛や漬物、塩蔵魚卵、味噌汁や漬物など高塩分食品が多いことが原因と考えられます。
塩分が多い食事を控えてね、と言っているだけです。
炭酸水の飲みすぎと胃がんの関係とは?
炭酸水に限らず飲み物の飲みすぎは、胃がんのリスクを少し上げてしまいます。
特に空腹時に水を大量に飲むと胃液の濃度が低くなり、体が「もっと胃液を出さないと」と思ってしまい、胃液の分泌が盛んになります。
胃液は食べ物を消化するために必須のものですが、その反面、胃が荒れる原因にもなるので、胃壁を破壊して細胞を傷つけてしまいます。
基本的には、1日2~3Lの水を飲めば健康的に過ごせると言われているので、コップ9~13杯分に抑えておけば大丈夫です。
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