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胃がん

胃がんの手術後に腸閉塞が起こる原因と2つの予防法

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あなたは、「胃がんの手術を受けるけど、腸閉塞を防ぐにはどうすれば良いだろうか?」

「手術を受けた後に腸閉塞になったけど、症状を抑える方法はないだろうか?」と、いう事を悩んでいませんか?

そこで今回は、胃がんの手術後に起こる可能性のある腸閉塞の原因や2つの予防法を紹介していきます。

ぜひ、参考にしてください。

胃がんの手術後に腸閉塞が起きる原因とは?

腸閉塞とは、手術をすることで腸の粘膜や炎症がくっ付いてしまったり、腸内が狭くなることで、食べ物が小腸で詰まるようになる合併症の事を言います。

腸閉塞の原因は、私たち人間が持つ「自然治癒力」にあります。例えば、手や足を擦りむいたり蚊に刺されると、しばらくはカサブタや炎症が起こって、そのうちに治りますよね。それが、自然治癒力。

胃がんの手術に際には、胃の一部を切除したり、胃や腸の切断した部分を縫い合わせたりするので、体が傷ついてしまいます。なので、手術が終わった後に、胃や腸に自然治癒力が発揮されて胃腸が変なつっくき方をするのが原因とされています。

腸閉塞を予防するための2つの方法

以上の説明を聞くと、腸閉塞を防ぐのは避けられない感じがしますが、実は以下の2つの方法を実践することで、腸閉塞のリスクを最小限に留めることができます。

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腕の良い医師・名医に手術をしてもらう

一般的に、私たちの体にできた傷は大きいほど、その分だけカサブタや炎症も大きくなります。つまり、手術中にできる胃腸の傷を最小限に抑えることができれば、それだけ腸閉塞のリスクも小さくなります。

どれだけ素早く手術ができるか、どれだけ腸閉塞などの合併症のリスクを抑える手術をできるかは、医師の腕によって全く違ってきます。優秀な医師ほど、ガン生存率も高く、生活の質も高くなる傾向があります

優秀な医師を見つけるコツは、やはり口コミが一番ですね。以外にも、ネットや家の近所、病院の噂などで名医の情報は流れているので、様々なところから情報を取っていきましょう。

ここで注意したいのは、医師の出身大学で優秀かどうかを判断してはいけない、ということ。「仕事と勉強のできは必ずしも両立しない」と言われるように、学力が高いからと言って医療技術が高いわけではありません。

食事の量を少なくする

普段の食事のとり方を変えるだけで、腸閉塞のリスクを大きく下げることができます。

具体的な食事法としては、

  • 1回の食事の量を少なくする
  • 噛む回数をなるべく増やす
  • 食物繊維を多く含む食材を避ける
  • 消化の悪い食べ物、揚げ物を避ける

が挙げられます。要は、腸閉塞で腸の通り道が小さくなった分だけ、胃腸に入れる食べ物の量を少なくすれば、腸に食べ物が詰まらなくなる、と言うことですね。

食物繊維を多く含む食材としては、「納豆(豆腐類)、ごぼう、きのこ類」が挙げられます。食物繊維は胃で消化されにくく、そのまま腸に運ばれる栄養分なので、腸閉塞と相性が悪いのです。

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