[2022年版]胃がんの初期で起こる症状と治療法を分かりやすく解説
あなたは、「最近体の調子がおかしいけど、胃がんかもしれない」と不安に感じていませんか?
胃がんは日本人が最もかかりやすいがんの1つで、私たちはもっと胃がんについて知る必要があります。なぜなら、正しい胃がんの知識こそが、胃がん予防につながるからです。
そこで今回は、胃がんの初期症状や早期治療の方法などを分かりやすく紹介していきます。
ぜひ、参考にしてください。
胃がんの初期で起こる症状とは?
胃がんの初期症状には、以下のようなものがあります。
- 胃に痛みがある
- 胃に不快感や膨満感がある
- 胃もたれや胸やけを感じる
- 吐き気、嘔吐
- 変なげっぷが出る
- 便が血で黒くなる
しかし、これらの症状は他の胃潰瘍な胃炎などでも現れる症状だし、もしこれらの症状が出ても「昨日変な食べ物を食べたかな?」程度にしか考えない人が大半なので、初期の胃がんは見過ごされがちです。
また、これらの症状は食後に一時的に出る人もいれば、1日を通して継続して出る人もいます。なので、余計に他の病気と胃がんとの区別がつきにくいのです。
「発熱や貧血、発疹が現れたら胃がんなのでは?」と不安になる人もいるかもしれませんが、それらが胃がんの決定的な証拠になることはありません。(上記の胃もたれ等が起こった結果、発熱をする可能性はあります)
ちなみに、「胃がん|見のがすな!がんのサイン|疾患情報|大鵬薬品工業株式会社」の記事によると、50代を境に徐々に胃がん患者が増え始め、70代からは急増しています。
胃がんの初期症状は、20代でも女性でも同じように起こるものですが、特に50代以上の人は細心の注意を払う必要があるでしょう。
胃がんの早期発見のためには定期的な検査を受けよう
このように、初期の胃がんは自分の力では見極めが難しいので、定期的に検査を受けることをオススメします。
胃がんは進行するのが遅く、しばらくしてから、検査によって早期胃がんを発見できるぐらいのがんの大きさになります。
そして、検査で発見できるぐらいの大きさになってから1~2年の間は早期胃がんのままですが、2年以上経つと「進行胃がん」になり、治療が難しくなるからです。
タレントの宮迫さんも検査をして早期胃がんを発見できたからこそ、一命を取り止めたようなものです。
「本当に初期で発見されたのが幸いでした。医者からは、“発見があと半年遅かったら、もうどうなってたかわからん”って言われたらしいから…」
胃がんの検査は1日で終わって、1週間経つと結果が出ます。なので、仕事の休みの日にでも必ず行くようにしましょう。
初期・早期胃がんの治療法とは?
もし、検査などで、「他の部位に転移しておらず、直径が2㎝の胃がん」を発見した場合は、ほとんどの人は内視鏡手術を受けることになります。
内視鏡手術とは、口から胃カメラを入れて胃の中を確認し、がん細胞を除去する治療法です。お腹を切り開く等の大がかりな手術ではないので、患者への負担も小さく副作用もほとんどありません。
「胃がんで手術をする」と言うと心配になる人もいますが、早期胃がん(ステージ1)の生存率は、「がん検診の西台クリニック(東京都板橋区)」の記事によると、99.1%と高い数字が出ているので、余程のことがない限りは大丈夫です。
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内視鏡手術はどのように行うのか?
では、具体的に内視鏡手術をどのように行うかと言うと、まずは口の中から胃カメラを入れます。
そして、がん腫瘍を見つけたら、胃カメラに付けている高熱のナイフみたいなもので、がんの部分を切り取って終了です。
このように内視鏡手術は簡単な手術なのですが、胃の中を切ってしまうので、手術後にしばらくは発熱が続くこともあります。