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肺がん

ステージ4の肺がんの抗がん剤治療の効果や余命、副作用を紹介する

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「ステージ4の肺がんになって抗がん剤治療をするけど、本当に効果があるの?余命や副作用はどうなの?」と、不安に感じていませんか?

そこで今回は、ステージ4の肺がんの抗がん剤治療の効果やデメリット、余命・生存率などを、分かりやすく紹介していきます。

ぜひ、参考にしてください。

ステージ4の肺がんで抗がん剤をする意味があるのか?

そもそも、ステージ4の肺がんで抗がん剤治療を行う目的は、完治ではなく延命にあります。

もちろん、ステージ4のガンで抗がん剤を使ったら完治した例もありますが、ごく稀なケースで、大半の患者さんは「どうガンと向き合っていくか」を考えるべき段階に入っています。

ステージ4の肺がんに抗がん剤が効果があるかどうかは、専門家の中でも意見が分かれるほど難しい問題です。なぜなら、日本医科大学の勝俣範之教授が言うように、「はっきりとこのガンには効果がある」と断定するのができないからです。

実際には、抗がん剤が100%効果あるとも、抗がん剤の効果は0%であるとも言えません。「効果がある人は、20~40%くらいであり、ある一定の頻度で副作用もあります」といった具合で、わかりにくいのです。

引用:「抗がん剤は効かない」という言葉をすべて信じ、治療の可能性を失わないでほしい

肺がんの抗がん剤治療では、「分子標的治療薬」と言う種類の薬を使っていきます。分子標的治療薬とは、ガン細胞の増殖や成長に関わる物質を狙い撃ちしてガンを退治する薬で、従来の薬よりも効果が高く、副作用が小さいメリットがあるのです。

具体的には、「イレッサ・タルセバ・ハーセプチン・リツキサン・グリベック」などの抗がん剤を使って治療をしますが、ガン細胞が小さくなったり延命効果がある「奏効率」は30~50%となっています。

この30~50%と言う数値は、様々な患者さんが抗がん剤を飲んだ結果のデータであって、あなたの抗がん剤が効く確率ではありません。なので、実際に抗がん剤を使ってみない事には、効果があるのか副作用があるのかないのかは分かりません。

抗がん剤治療の肺がんの生存率・余命・副作用とは?

ステージ4の肺がんで抗がん剤治療を行った場合の生存率は、「神奈川県立がんセンター」によると、1年生存率が20%、5年生存率が5%未満と厳しい数字になっています。

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引用:主な疾患の解説 【神奈川県立がんセンター呼吸器グループ】

「では、抗がん剤を使わないともっと早く死ぬのか」と言うとそうでもなく、ステージ4で何も治療しなければ3ヶ月~半年の余命とされています。なので、抗がん剤の延命治療は、平均1年と言ったところなのです。

なので、「1年しか長く生きられないから、抗がん剤をしないで楽しく残りの人生を過ごしたい」と言う人もいますし、延命を選ぶか生活の質を選ぶかは患者さんの意思次第と言えます。

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肺がんの抗がん剤の副作用はどの程度なのか?

また、抗がん剤には副作用があります。主な副作用としては、下痢やおう吐、食欲不振、口内炎、ひゃっくり、手のしびれ、脱毛が挙げれます。

ステージ4であれば肺がんが骨や肝臓・胃などの臓器に転移しているので、抗がん剤の投与量が多くしなければならず、さらに大きな副作用が起こる可能性もあります。

ただし、最近の医学は進歩しているので、副作用が出にくいように抗がん剤を投与する方法を考えられています。

もし、あなたの担当医に「副作用を出さないでほしい」と頼んでも受け入れてくれなければ、他の病院で治療を受けなおすことも可能なので、「このお医者さんのいう事を聞こう」と言う風に、自分の治療・生活の幅を狭めるようなことをしないでください。

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