大腸がんの検査を受ける前に知っておきたい4つの検査方法
あなたは、「これから大腸がんの検査を受けるけど、どんな検査法があるの?」と少し不安に感じていませんか?
そこで今回は、大腸がんの検査を受ける前に知っておきたい4つの検査方法を分かりやすく紹介していきます。
ぜひ、参考にしてください。
大腸がんの4つの検査方法の流れ
大腸がんの検査は4つの検査方法を一気に行うのではなく、「この検査法で引っかかれば次の検査を行い、その次で引っかかれば次の検査を、、、」と言う風に、段階を踏んで検査をしていきます。
具体的に言うと、以下の4つの流れに沿って検査を行うことが多いです。
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1、便潜血反応検査
便潜血反応検査とは、便の中に血が混じっているかどうかで大腸がんの有無を調べる検査法です。分かりやすく言うと、「検便」ですね。
「なぜ、検便で大腸がんが分かるの?」と疑問に思うかもしれませんが、大腸がんが進行していくと、大腸の周辺の血管を圧迫することで内出血を起こして便に血が混じるようになるからです。
実際に、この検査法で50%~75%の人が大腸がんを発見することができます。ただし、便に血が混じっているからと言って絶対にガンと言うわけではなく、単なる便秘や痔の場合もあります。
詳しいことは、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:大腸がんの検便検査で分かることややり方、便秘の時の対応を紹介していく
2、精密検査
検便で異常ありと診断された場合は、今度は精密検査を受けることになります。
精密検査は大きく分けて、
- 大腸内視鏡検査(肛門からカメラを挿入して、大腸を見る検査)
- 注腸造影検査(レントゲン写真を撮る検査)
以上の2つがあります。
大腸がんがある部分は、変形・隆起・沈没のいずれかを起こしているので、大腸内にこれらの現象が起こっている部分を探していきます。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:大腸がんの内視鏡検査を受ける前に知っておきたい4つのこと
3、確定診断
内視鏡やレントゲンで大腸がんが見つかった場合は、がんの一部を採取して顕微鏡で詳しく調べる「病理検査」や、血液検査を行う場合があります。(血液検査は、早い段階で行うこともあります)
ガンをさらに詳しく調べることで、「ガンがどれほど進行しているのか」「どの治療法が最善なのか」を把握するのが、この段階の検査の目的です。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
参考記事:大腸がんの血液検査でわかることや見るべき項目や数値を紹介する
4、転移の有無を調べる検査
ガンが見つかった場合は、「CT検査」「MRI検査」「胸部レントゲン検査」等を行い、大腸がんの転移が起こりやすい肝臓や肺、腹膜(お腹の下部分)の状態を調べていきます。
万が一、転移が見つかった場合はステージ4(末期大腸がん)と診断されて、治療が厳しくなることを覚悟する必要があります。
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