タバコの喫煙による肺がんのリスクや原因、指数などを紹介していく
あなたは毎日タバコを吸っているけども、「このままだと肺がんになったりしないだろうか?」と不安を感じていませんか?
そこで今回は、タバコを喫煙することで起こる肺がんのリスクや原因、どのくらいリスクが高いのを示す指数の紹介をしていきます。
ぜひ、参考にしてください。
なぜ、タバコを吸うと肺がんになりやすくなるのか?
肺がんの原因には様々なことが考えられますが、その内90%はタバコが原因だと言われています。
「健康への影響(喫煙が健康に与える影響」の記事のデータによると、タバコを全く吸わない人を基準に考えると、毎日10本程度吸う人で、肺がんになるリスクは3.7倍にまで上がり、1日50本になると15倍のリスクがあるとのことです。
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タバコが肺がんを生み出すメカニズムとは?
では、なぜタバコを吸うと肺がんになりやすいかと言うと、タバコに含まれているニコチンやタール等の4000種類もの有害物質が原因だとされています。
私たちの体は無数の細胞によって作られており、その1つ1つの細胞の中に「DNA」と言うものが入っています。
そのDNAが何らかの原因で変化をしてしまうことでガンになるのですが、ニコチンやタールはDNAを変化させる1つの要因となっているのです。
このことは、専門家の間でも一種の「常識」として、広く知れ渡っています。
過剰な喫煙がヒトの肺がんと関係していることは疫学的に証明されており、たばこと煙・タール中にいわゆる発がん物質が徴量に含有されていることは事実である。
ベンツピレンを代表とする多環芳香族炭化水素、ニトロソノルニコチンのようなニトロソ化合物をあげることができる。これらの発がん物質は体内に吸収され、細胞内に入って薬物代謝酵素の働きによって活性化体となって細胞核のDNAに損傷を与える。
「ブリンクマン指数」で自分の肺がんリスクを知ろう
では、「自分の喫煙習慣では、どのくらい肺がんになりやすいのか?」と疑問に感じていると思うので、ここで「ブリンクマン指数」を使って、肺がんのリスクをチェックしていきましょう。
ブリンクマン指数とは、肺がんのリスクを簡単に調べれるもので、
1日の喫煙本数×喫煙年数=ブリンクマン指数
と言う式を使います。
例えば、1日の喫煙本数が20本で、10年吸っているとすれば、「20本×10年=200」の計算をして、ブリンクマン指数は200と言うのが分かります。
目安としては、ブリンクマン指数が400以上の場合は、肺がんのリスクが高くなっていると考えたほうが良いです。
■ブリンクマン指数(禁煙指数)400以上:肺がんに関して厳重な注意が必要
■ブリンクマン指数(禁煙指数)600以上:肺がん・肺気腫(COPD)の危険大
■ブリンクマン指数(禁煙指数)1200以上:咽頭がんの危険大
また、喫煙を始めた年齢が若ければ若いほど、肺がん等の病気になるリスクが高くなるデータもあります。
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