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肺がん

ステージ2の肺がんの生存率や手術・治療法を紹介していく

ステージ2の肺がんの生存率や治療法

あなたは、ステージ2の肺がんと診断されて、「この先どうなるのだろうか?」と不安に感じていませんか?

そこで今回は、ステージ2の肺がんの生存率や手術・治療法を分かりやすく解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

ステージ2の肺がんとはどんな状態なのか?

そもそも、ステージ2の肺がんがどのような状態かと言うと、以下の2つのうち、いずれかを満たした状態の場合、ステージ2と診断されます。

  • ガン細胞が5cm以下の大きさで、リンパ節に少しだけ転移している。
  • ガン細胞が5~7cmの大きさで、リンパ節や臓器に転移なし。

ステージ2の肺がんになると、咳が止まらなかったり、息切れが激しい等の自覚症状が出る場合もありますが、ほとんどの患者さんは肺がんになっても自覚症状に気づかないままのことが多いです。

ステージ2の肺がんの生存率は?

ステージ2の肺がんの生存率は、病院や医師によっても多少は変わってきますが、大体60%前後だと思った方が良いです。

ステージ2の肺がんの5年生存率
引用:診療実績(1970~2006年) | 診療実績 | 診療内容 | 愛知県がんセンター中央病院

「愛知県がんセンター中央病院」さんのデータによると、2000~2005年の間でステージ2の肺がんの治療を受けた患者さんの内、ステージ2Aは59.4%、ステージ2Bは58.4%の生存率があります。

ちなみに、がんの「生存率」とは、がんの手術をして5年生きた確率のことを言います。
なぜ5年かと言うと、5年も再発しなければ、がんは根治したと考えられているからです。

ステージ2の肺がんの手術・治療法

肺がんの治療法には、外科手術・放射線手術・抗がん剤手術の3つが主に行われていますが、ステージ2の場合はまだガン細胞が手に負えないぐらい大きくはないので、外科手術での根治を目指していきます

手術は大体2~3時間程度かかり、手術後は1週間ほど様子を見るために入院することになります。
また、肺は胃や腸と違って食べ物が通らない部分なので、手術前日でも食事をとることができます。

ステージ2の胃がんの手術の流れ

では、具体的に肺がんの手術は、どのような流れで行っていくのかを見ていきましょう。

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1、手術前に検査をやる

手術の前に、血液検査やX線、心電図などを使って、患者さんの体の状態やがんのことを調べていきます。

検査の時に心臓や呼吸機能に異常が見つかった場合は、専門医がさらに詳しく調べて、手術ができるかどうかの判断をします。

何も異常がなければ、手術の準備をします。
また、たばこは手術後に気管支を詰まらせたり感染病の原因になるので、手術前3週間は禁煙をする必要があります。

2、麻酔をする

麻酔と言うと注射をするイメージですが、肺がんでは、麻酔を肺から吸い込んで全身に麻酔をかけていきます

最近では、手術の負担を少なくするために、左右の肺にチューブを入れてそれぞれに麻酔を入れる「分離肺換気」と言う方法がとられています。

分離肺換気を行うことで、右の肺を手術している時は右の肺だけを止めて左の肺はそのまま活動させる、と言う風に肺を完全に止める必要がなくなるので、患者への負担も小さくスムーズに手術ができます。

3、ガン細胞を抜き取る

麻酔が効いた後は、患者さんの胸を開いて、実際に肺の中がどうなっているかを調べていきます。

そして異常がなければ、がんがある部分を切除していきます。ほとんどの手術の場合、再発を防ぐために、ガン細胞の周辺も一緒に切除してします。

手術が終わった後は、胸を閉じて、患者さんの状態をチェックしていきます。

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