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腎臓がん

[2022年版]ステージ2の腎臓がんの生存率や治療法を分かりやすく解説

ステージ2の腎臓がんの治療法

あなたは、「ステージ2の腎臓がんになったけど、生存率は良いの?どんな治療法があるの?」と、悩んでいませんか?

そこで今回は、ステージ2の腎臓がんの生存率や余命、治療法や手術について分かりやすく解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

ステージ2の腎臓がんの生存率・余命はどれくらい?

ステージ2の腎臓がんの生存率はどのくらいかと言うと、5年生存率が75~90%と言う数字が出ています。

例えば、「腎臓癌-泌尿器科学教室(京都大学医学研究科)-」さんのデータによると、ステージ2の腎臓がんの5年生存率は97.1%と高い数値が出ています。

ステージ2の腎臓がんの生存率

引用:腎臓癌-泌尿器科学教室(京都大学医学研究科)-

ただし、このデータはステージ1の腎臓がんと合計した数値なので、ステージ2の腎臓がんだと、もう少し低い生存率が出ると考えられます。

どちらにせよ、ステージ2の腎臓がんは生存率が高いガンなので、「あと余命はどれくらいなのか?」をあまり考えないで、より確実に治療が成功するためにも、腕の良い医師選びをすることをオススメします。

ステージ2の腎臓がんでは、どのような治療法を行うのか?

ガンの治療法には、手術や抗がん剤治療など色々な方法がありますが、ステージ2の腎臓がんでは、手術がメインの治療法になります。
手術+抗がん剤をする可能性もありますが、基本的には手術のみと考えてOKです。

そもそも、ステージ2の腎臓がんとは「ガン細胞が腎臓の中だけにある状態」なので、手術で腎臓を取り除けばガン細胞を一緒に取り除けて完治できる、と言うわけですね。

「手術で腎臓を取り除いたら、体に悪いのでは?」と不安になると思いますが、腎臓は2つあるので片方が残っていれば問題ありませんし、「人工透析」などを利用することができるので安心ですよ。

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腎臓がんでは、どんな手術法があるの?

先ほど「ステージ2の腎臓がんには手術が良い」と言いましたが、手術には大きく分けて

  • 開腹手術(お腹をガバッと開けて行う手術)
  • 腹腔鏡手術(お腹に小さな穴を開けて行う手術)

の2つがあります。

この2つの手術の内、開腹手術の方が、医師が腎臓の状態を把握しやすく手術がしやすいので、ガンを取り除ける確率が高いという特徴があります。

一方で、腹腔鏡手術の方は、お腹に小さな穴を開けるだけなので、患者さんの負担が少なく手術後の社会復帰が早い、と言うメリットがあります。
しかし、腹腔鏡手術の方は専門的な技術が必要になるので、腹腔鏡手術を行わない病院もあります。

最近の結果によると、「開腹手術と腹腔鏡手術では、生存率・再発率・合併症が起こる確率に大きな差が見られない」、とされており、医師自身の腕によるところが大きいと言えます。

ステージ2の腎臓がんの手術後の流れ

ステージ2の腎臓がんの手術後は、すぐに退院できるわけではなく、1~2週間は入院をする必要があります

なぜなら、手術後の腎臓がんの状態をチェックする必要がありますし、手術の合併症である出血や尿漏れがないかを確認する必要があるからです。

詳しい入院の流れや合併症については、手術前に医師から詳しく聞けるので、疑問に思っている事は全て医師に聞くと良いでしょう。

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