ステージ2の膵臓がんの余命・生存率や完治する方法を紹介する
あなたは、「ステージ2の膵臓がんと診断されたけど、この先大丈夫だろうか?」と、不安に感じていませんか?
そこで今回は、ステージ2の膵臓がんの余命・生存率や完治する方法、手術について分かりやすく解説していきます。
ぜひ、参考にしてください。
ステージ2の膵臓がんの余命・生存率とは?
では始めに、ステージ2の膵臓がんの余命・生存率はどれくらいなのか、を見ていきましょう。
まず始めに、「大森赤十字病院」さんのデータを見ると、ステージ2の膵臓がんの5年生存率は44%と言う数字が出ています。
ちなみに、ガン治療の世界では"5年"生存率がとても重要だと、医師などの専門家は考えています。
なぜなら、治療して5年経ってガンが再発しなければ膵臓がんは完治した、と考えられるからです。
また、下図の「 医療法人 光生会」さんのデータを見ても、ステージ2の1年生存率が74.1%、2年生存率が42.4%と年数を重ねていくごとに低くなっていることが分かります。
生存率が44%と言う数字をどのように考えるかは人によって違いますが、唯一言えるのは、「44%と言う数字はあくまでも平均であって、あなたの生存率を示すものではない」ということです。
例えば、「ガン治療には笑うのが大事」とよく言いますが、患者さんの体力や精神的な状態(ストレスがあるか等)、医師の腕によって生存率は変わってくるので、いかに自分が納得できる治療を行うかが重要になってくるのです。
ステージ2の膵臓がんの治療法とは?
では、具体的にステージ2の膵臓がんでは、どのような治療法を行うかと言うと、主に「外科手術」になります。
ステージ2の膵臓がんは、
- ガンの大きさが2㎝以下と比較的小さい
- リンパ節に転移なしor膵臓近くのリンパ節に留まっている。
と言う状態なので、手術で膵臓がんを取り除ける場合が多いのです。
2016年11月現在では、膵臓がんにおいて外科手術が最も成功率が高い治療法で、ガンを完治できる唯一の治療法だとされています。
ステージ2の膵臓がんでは抗がん剤を使うの?
ステージ2の膵臓がんの治療では、抗がん剤を手術の前or後に使うことがあります。
なぜ、手術もして抗がん剤を使うかと言うと、治療の成功率を高めるためです。
手術では検査や目で見える大きさのガン細胞を取り除くことができますが、検査でも見つからないような小さなガンを取り除くことはできません。
しかし、小さなガン細胞でも取り残しがあれば、やがてガン細胞が成長していき、再発したり新しいガンが発見されたりしますよね。
このようなリスクを避けるために、手術と併せて抗がん剤を使うことで治療率を少しでも高めていくのです。
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