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食道がん

食道がんの末期症状の4つの特徴や正しい対処法を紹介する

食道がんの末期症状

あなたは、「最近体調が良くないし、もしかしたら末期の食道がんかも知れない」と、不安に感じていませんか?

そこで今回は、食道がんの末期症状に見られる4つの特徴や、末期症状と疑った時の正しい対処法について分かりやすく解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

食道がんの末期症状の4つの特徴

食道がんの末期症状には、以下の4つの特徴があります。

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1、食べ物が詰まる、つかえる感じがする

食道がんが進行すると、ガンが食道の壁を突き出たり食道の壁のさらに深い所まで進行するので、食べ物の通り道が狭くなり、食べ物が詰まる・つかえる感じがするようになります。

食べ物が詰まる感じがする症状は、最初は固くて大きめの食べ物が詰まる感じがしますが、ガンが進行して末期ガンになるごとに柔らかい食べ物や水分でも詰まる感じがしてきます。

また、食べ物が食べにくくなる分だけ食事量が減るので、体重が減る傾向があります。

2、胸や背中の痛み、咳が出る

食道がんが末期になると、肺や胃などの食道以外の臓器にも転移するので、肺がんや胃がん特有の症状も出るようになります

具体的に挙げると、「咳がひどく出る、血が混じったタンが出る、食事の時に胃が痛い、息が苦しい」などの症状が出てきます。

3、声がかれる

食道がん進行していくと食道近くの神経も圧迫してしまうので、声がかすれたり、かれたり等の発声に関する症状が出ます。

4、出血

末期の食道がんになると、食道の形が変形して食べ物が通りにくくなる影響で、食べ物が食道を傷つけて出血を起こす場合があります。

出血をした場合は便に血が混じったり、口から血を吐いたりする症状が現れます。

これらの症状が出たからと言って末期食道がんとは限らない

以上の4つの症状の内1つでも当てはまったら、「自分は末期食道がんかもしれない」と不安になるかもしれませんが、これら4つの症状は食道がんに限ったものではありません

例えば、声がかすれると言った症状は、加齢の影響で発声機能が衰えたのが原因の可能性も高いですし、単にのどの調子が悪いだけの可能性もあります。

他にも、「食道潰瘍(食道が炎症を起こす)」や「ヒステリーボール(ストレス等でのどが詰まった感じがする)」等の、ガンではないけど似たような症状を起こす病気はたくさんあるので、必ずしも末期食道がんとは言えませんね。

末期食道がんと疑ったらすぐに検査を!

何はともあれ、「末期がんかも・・」と思ったら今日でも明日でも、すぐに検査を受けるようにしましょう。

確かに、検査をして「あなたはガンです」と宣告されるのは怖いですし、いっそのこと知らない方が幸せだと感じる人もいるでしょう。

しかし、ガンは風邪みたいに放って置いたら治る病気ではありませんし、進行すればするほど治りにくくなる病気です。

なので、早めの検査を心がけて、少しでも治療率が高い状態でガンが見つかるのが一番の対策法なのです。

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