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私が大腸がん予防のためにヨーグルトを食べている2つの理由とおすすめの1品

大腸がんの予防に良いヨーグルト

あなたは、親せきや家族が大腸がんになったことが理由で、「大腸がんになるのが怖いから、少しでも大腸がんの予防になる食事を心がけたい」と、考えていませんか?

そこでオススメしたいのが、ヨーグルトです。ヨーグルトは「便秘に良い」と評判の食べ物ですが、なぜヨーグルトが大腸がんの予防に良いのか、を知らない人は多いようです。

今回は、私が大腸がん予防のためにヨーグルトを食べている理由と、おすすめのものを紹介していきます。

ぜひ、参考にしてください。

ヨーグルトが大腸がんに良いと言われている2つの理由

ヨーグルトが大腸がんに良いと言われている理由には、大きく分けて以下の2つがあります。

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1、乳酸菌の力で腸内環境を整えてくれるから

ヨーグルトに含まれている乳酸菌には、腸内の「善玉菌」の数を増やしてあげる効果があり、腸内環境を整えることで大腸がんの予防に役立ちます。

私たちの大腸には様々な種類の細菌が住みついており、主に

  • 善玉菌・・体の健康に役立つ菌
  • 悪玉菌・・健康の邪魔をする菌
  • 日和見菌・・上の2つの菌の内、どちから強い菌の味方になる菌

この3つの細菌がいます。

つまり、免疫力を増進して大腸がん予防をしたい時は善玉菌を増やせばよいわけで、ヨーグルトには「ビフィズス菌」と言う乳酸菌の仲間が多く入っていて、善玉菌のエサとなることで腸内の善玉菌を増やしてくれます。

よくネットを見ると「ヨーグルトのビフィズス菌は、胃液で死んでしまうから意味がない」と言う書き込みを見ますが、腸内の善玉菌は死んだビフィズス菌までも食べてくれるので、普通に効果はありますよ。

2、ビタミンの抗酸化作用でガン予防

ヨーグルトは乳酸菌のカタマリだと思われがちですが、じつはビタミン類をバランスよく含んだ食品でもあります。このことは、明治ブルガリアヨーグルトで有名な「meiji」さんも、以下の様に述べています。

不足がちといわれているビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2,ビタミンCのうち、ビタミンC以外はすべてヨーグルトに含まれています。

引用:ヨーグルトの栄養分 | 明治ヨーグルトライブラリー

確かに、ガン予防に役立つビタミンC、Eなどの「抗酸化成分」は入っていませんが、胃腸の消化・吸収活動のサポートをしてくれるビタミンB類が含まれています。

大腸は食べ過ぎや食べる回数を増やすなどで酷使すると、大腸の体力が落ちて免疫力が弱まるので、その分だけ大腸がんのリスクが増えてしまいます。ビタミンB類は、そのリスクを少しでも落としてくれるんですね。

どんなヨーグルトを食べれば大腸がん対策に良いの?

市販のヨーグルトであれば、どのヨーグルトを選んでも大差はありません。ただ強いて言うのであれば、胃に消化されにくい乳酸菌を使っているかをチェックするのが良いです。

先ほど「ヨーグルトの乳酸菌は胃で消化されても大丈夫」と言いましたが、なるべく消化されない方が良いのも事実です。なぜなら、乳酸菌が生きたまま腸に到達すると、体内のブドウ糖を乳酸に変えて腸内の酸性にすることで、悪い菌が住みにくい腸内環境を作ってくれるからです。

もちろん、「ブルガリアヨーグルト」や「カルピス守る働き乳酸菌」のような市販のヨーグルトは、安価で気軽に効果が得られるので良いのですが、人によっては効果が実感しにくいこともあります。

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