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乳がん検診で行うマンモグラフィーの費用や危険性、再検査について解説する

乳がん検査のマンモグラフィーの再検査。費用について

あなたは、「今度乳がんの検査でマンモグラフィーっていうのをやるけど、費用とか安全性は大丈夫なの?」と、心配になっていませんか?

そこで今回は、乳がん検診で行うマンモグラフィーの費用や危険性、再検査を受けることになった場合の心がけなどを紹介していきます。

ぜひ、参考にしてください。

乳がんにおけるマンモグラフィーとは?特徴は?

マンモグラフィーとは、簡単に言えば「レントゲン検査(X線検査)」のことです。下図の様に、乳房を2枚の板に挟み込んでレントゲン写真を撮影し、乳がんがあるかどうかをチェックしていきます。

乳がん検査のマンモグラフィーの図

もし、乳がんが存在している場合は、しこりやしこりになる前の石灰化(白くなること)している部分が見つかります。ただし、「写真にしこりがあったら絶対にガン」と言うわけではなく、乳がんではない他の病気である可能性もあるので、再検査や他の検査を行いさらに詳しく調べていきます。

マンモグラフィーの検査にかかる時間は、服を脱いで検査を終えるまで15~20分程度です。なので、都合の良い日程・時間帯に病院に予約を入れて、仕事や家事・育児の合間に検査を受けることが可能ですよ。

マンモグラフィーにかかる費用は?安くする方法とは

乳がんのマンモグラフィーにかかる費用は、マンモグラフィー単独だと5000円前後、超音波検査と併用する場合は1万円前後かかると見積もった方が良いでしょう。

例えば、大阪府の「医療法人協仁会 小松病院」さんの場合はマンモグラフィー単独で5400円ですし、大阪市の「医誠会病院」の場合は、マンモグラフィーと視触診(胸を触ったりして検査)のセットで8230円で、さらに超音波検査を加えて11320円と言う料金が設定されています。

「乳がんの検査は高いな」と感じるかもしれませんが、費用を安くしたい場合は市町村が行っている乳がん検査を受けるのが良いですね。市町村のマンモグラフィーは2年に一度行われており、40歳以上の女性が申し込みできます。

市町村が行っている検査だと、どんなに高くても3000円で受けれますし、太っ腹な自治体であれば無料で受けることも可能です。

異常がある、再検査と言われた時どうすれば良いの?

乳がんのマンモグラフィーを受けて異常なしであれば、「1,2年後にまた検査を受けてね」で終わりますが、万が一しこりがある等の異常が発見された場合には、再検査を行うことになります。

先ほども言ったように、マンモグラフィーでは乳がんではないのにレントゲン写真が白く写ってしまう、と言うデメリットがあります。なので、再検査の場合はMRI検査、CT、PETなどの検査方法でさらに詳しく調べることになります。

いずれにしても、「再検査=絶対にガン」と決まったわけではありませんし、もし乳がんが見つかっても早期であればあるほど完治する確率が高いのも事実です。

参考:ステージ2の乳がんの生存率や治療法について詳しく説明する

なので、仕事や家事で忙しい人も、なるべく早めの乳がん検査の予約を取って万全の態勢で検査・治療に臨むようにしましょう。

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