乳がんの初期症状で出る痛みやしこりについて解説していく
あなたは、「最近おっぱいのところが痛んだり、しこりができているから、もしかしたら乳がんかもしれない」と、不安に感じていませんか?
そこで今回は、乳がんの初期症状で出ると言われている痛みやしこりについて、初期乳がんの見分け方について分かりやすく解説していきます。
ぜひ、参考にしてください。
乳がんには初期症状のサインはあるのか?
乳がんは他のガンのように「吐き気がする、便に血が混じっている」等の分かりやすい体の変化での自覚症状はなく、大半の患者さんは乳房の変形や検査で乳がんを発見しています。
とは言っても、よく「おっぱいに痛みやしこりがあったら、それは乳がんだ」と言う風に言われますが、100%それらの症状が乳がんのサインとは限りません。
なぜなら、乳房の痛みやしこりは、ストレス等の精神的な影響や食事の栄養バランスの悪化などのせいで起こることも十分考えられるからです。
では、どのようにして自分だけの検査で乳がんかどうかを見分けるかと言うと、以下の2つを行います。
#
1、鏡で自分の乳房をチェックする
まずは、鏡で自分の乳房をチェックしていきます。
ガン細胞は周りの細胞の栄養を奪って成長していくので、もし、ガンになっていれば、乳房が変形していたり、くぼみ、ひきつれ(皮膚が引っ張られている感じ)が起こっている可能性が高いです。
また、乳房は真正面からだけでなく、横向きやわきの下もチェックするようにしましょう。
2、乳房を触ってチェックする
今度は、自分のおっぱいを触ったりすくい上げたりして、乳がんかどうかをチェックしていきます。その時に、胸にしこりや違和感がないかを調べていきます。
ちなみに、しこりとは、ニキビや吹き出物みたいな小さな突起物みたいなものです。乳がんでなくても出来る可能性は十分にありまうが、乳がんのしこりは「かなり硬い」と言う特徴があるので、入念にチェックしましょう。
どんな人が乳がんになりやすい傾向があるのか?
当然ですが、風邪を引きやすい人がいるように、乳がんになりやすい体質、年齢があるのは事実です。
例えば、「ミモザマンマクリニック」のデータによると、乳がん患者数は20代後半から増え始めて、45歳をピークに徐々に患者数が減少していく、と言う傾向がありますね。
乳がんになる確率で言うと、大体1%の人が乳がんになると言われていて、閉経後に乳がんになる女性が多いと言われています。
ちなみに、乳がんになりやすい人の体質には、
- 初潮が早い
- 月経周期が短い
- 閉経が遅い
- 未出産
と言う風に、月経回数が多い人ほど乳がんになりやすい、と言う傾向がありますね。なぜなら、月経の時に「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが多く体内に分泌されるのですが、乳がんはこのエストロゲンをエサにして成長するからです。
乳がんが気になるときは早めに検査を受けよう
ここまで説明してきましたが、もし「乳がんかもしれない」と感じた場合は1日でも早く病院で検査を受けることをオススメします。
なぜなら、乳がんは早期に発見されるほど完治率は高くなる傾向があるからです。例えば、早期乳がんだと95%の人が完治できますが、末期乳がんだと30%ほどしか治療できません。
検査は市町村のボランティアの場合は3000円ほどでできますし、病院で細かく乳がんの検査を受けたい場合は5万円ほどの費用で済みます。5万円と聞くと高いなーと思いますが、命には代えられませんよね。
-乳がん