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大腸がん

大腸がんになりやすい年齢とは?10代や20代でがんになるのか

あなたは、「最近便や腸の調子がおかしいから、大腸がんになったかもしれない」と、不安を感じていませんか?

特に、10代・20代の若い年齢で今までにない体の異常を感じると、かなり危機感を感じる人も多いと思います。

そこで今回は、大腸がんになりやすい年齢や、もし大腸がんの疑いがある時にやるべき行動などを分かりやすく解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

大腸がんになりやすい年齢とは?

結論から言うと、大腸がんは他のガンと同様に、年齢が上がるほど大腸がんにかかる確率も高くなる傾向があります。

私たちの体には細胞が60兆個もあって、その中で1日の内に5000個がガン細胞に変化すると言われています。

しかし、体には免疫システムがあるのでガン細胞を完全に退治してくれますが、年を重ねると免疫システムが衰えてきてガン細胞を対処できなくなるから、高齢者ほどガンにかかりやすくなると言われています。

この事は、様々な研究機関や大学のデータを見ても、高齢なほどガンになりやすいことが分かります。

例えば、「大腸がんの患者数はどれくらい? - 大腸がん情報サイト」で紹介されている下表では、10代~30代の男女で大腸がんになる人はほぼ0人ですが、30代・40代から徐々に増え始めて、60代以降から急激に患者数が増えています。

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他にも、いはらクリニックさんの「いはらクリニック|大腸がん検診」の記事内でも、同じ傾向があります。30代までは大腸がんにほとんどかかっていませんが、やはり60代から急激に伸びています。

グラフの70代男性の所で患者数が減少していますが、おそらくこれは統計の誤差であって、基本的には「年齢が上がるほどガンの確率も上がる」と言うことに変わりはありません。

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この事からわかるように、10代・20代の人は大腸がんを気にせず生活をするべきだし、逆に50代以降の人は健康に気を使った食事や生活習慣を心がけるのが良いと言えます。

大腸がんとよく間違われる病気はある

この記事を読んでいる人は、最近「便に血が混じっている」とか「ずっと下痢が続いている」などの、腸や便に異常を感じている人が多いと思います。

確かに、大腸がんの自覚症状には、

  • パンツ(下着)に血が付いている
  • 下痢を1日に何回もする
  • この頃ずっと便秘だ
  • お腹が張っている

と言うものがありますが、これらの症状は大腸がんの特別な症状ではなく、潰瘍性大腸炎やクローン病などの大腸の炎症担っている時にも起こる症状です。

特に、男性の場合は下痢をしやすい体質で、女性は便秘になりやすい体質ですし、食生活や年齢による体質の変化で症状が急に出たりする場合もあります。

しかし、あまりにも症状が続くようでしたら、一度病院で検査を受けたほうが、病気の早期発見につながって早く完治できますし、「病気じゃなかったんだ」と安心することができます。

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