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肺がん

初期の肺がんの生存率は?完治する治療法はあるのか調べてみた

肺がんの生存率や完治する確率、治療法など

あなたは、「ステージ1,2の初期の肺がんのなったけど、絶対に完治してくれるのかな?」と、心配になっていませんか?

そこで今回あh、初期の肺がんの生存率や完治する確率が高い治療・手術法を、分かりやすく紹介していきます。

ぜひ、参考にしてください。

初期の肺がんの生存率はどれくらいなのか?

肺がんはガンの中でも最も治療が難しく、生存率も胃がんや大腸がんと比べて低いガンだと言われています。

しかし、そんな肺がんでも初期の状態で発見されて治療を行えば、高い確率で完治することが期待できます。

再発肺がん末期を6ヶ月で改善した「APT分子免疫治療」 | 健康新聞デジタルニュース」と言う記事のデータによると、初期肺がんに分類される「ステージ1」での5年生存率は、80.3%と言うデータが残っています。

肺がんのステージ別の5年生存率

なぜ”5年”生存率なのかと言うと、がん治療を行って5年経過した頃には再発のリスクが極端に減っていくので、「5年生存=完治」と見なされるからです。

つまり、初期肺がんでは、80.3%の患者さんが完治していると言えます。

もちろん、医師の腕の良し悪しや治療後の生活習慣、喫煙をしているかどうか等で治療の効果は変わってきますが、概ね8割の人は完治すると思って良いでしょう。

肺がんが完治するための治療法は「外科手術」

肺がんの治療法として、「外科手術」「抗がん剤治療」「放射線治療」「免疫治療」など様々な方法がありますが、その中でも最も完治する可能性が高いのが外科手術です。

なぜなら、単純に「ガン細胞を体から直接取り除けば、ガンが治るに決まっている」と言う理屈もありますし、医師が患者さんのガンを直接確認しながら治療を行えるのも、完治率が高い要因になります。

実際に、「新横浜かとうクリニック」さんをはじめ、多くの病院・医師が可能であれば外科手術をすることを推奨しています。

ステージ1期と2期は、手術でほぼ切除できます。術後に抗がん剤治療することが意味あるかないかぐらいです。
免疫が良ければ再発しない可能性が高い状態です。

引用:肺がんの治療 | 新横浜かとうクリニック

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肺がんの手術ではどんなことをするのか

肺がんの手術を行う場合は、トータルで7~14日程度の入院をする必要があります。

手術自体は2~3時間で終わりますが、全身麻酔や手術前日の絶食などの準備や、手術後の様子を見る必要があるので、2週間ほど入院しなければいけません。

手術時の痛みに関しては、全く心配する必要はありません

そもそも、全身麻酔をすると、「気づいたら眠っていて、その間に手術をしたから気づいたら手術が終わっていた」と言う風な状況になるので、痛みを感じる暇がないのです。

また、食事も手術の翌日から普段通りの食べれるので体力の衰えもなく、社会復帰も比較的簡単にできます。

初期肺がんでも抗がん剤を使った方が良いのか?

医師の方針によっては、「手術の後に抗がん剤を使う」と言う治療法になる時もあります。

初期の肺がんでは基本的に外科手術だけでガンを全て取り除けますが、たまに目には見えない微小のガンが体内に残っている場合があります。

そのリスクを避けるためにも、抗ガン剤を使って微小のガン細胞を死滅するのが狙いになります。

しかし、抗がん剤を使えば副作用のリスクや、体力の低下による社会生活の復帰が遅れたりなどのデメリットがあるのも事実です。

なので、普通の医師であれば、「抗がん剤を使うかどうか」は患者さんの意思を尊重することになるので、自分が最も納得する選択をするようにしましょう。

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