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胃がん

胃がんの全摘出後に使う抗がん剤や食欲減少について解説していく

胃がんの全摘出後の抗がん剤について

あなたは、「胃の全摘出後に、抗がん剤を使っても大丈夫なのか?
と不安に感じていませんか?

そこで今回は、胃がんの全摘出手術後の抗がん剤について、
それにともなう食欲がなくなることについて分かりやすく解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

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なぜ、胃全摘出後に抗がん剤を使うのか?

そもそも、なぜ胃全摘出をしたあとに、
抗がん剤を使う必要があるのでしょうか?

「もしかして、前よりガンが悪化したの?」と不安になりますよね。
しかし、結論から言うとステージ1~3の胃がんであれば、
念のために使っておく」と言う意味合いが強いので、そこまで心配する必要はありません。

胃がんで全摘出を行うのは、

  • 胃全体にガン細胞が散らばっている
  • 胃の上部に大きなガン細胞がある

この2つの場合に限られています。

胃の中だけにガン細胞があれば全摘出で完治できますが、
胃の近くにあるリンパ節や肝臓などに
目に見えない小さなガン細胞がある可能性があります。

つまり、手術では取り除けなかった小さなガンを
抗がん剤で退治することで、より完治の確率を確実なものにしよう

と言うのが抗がん剤の狙いです。

(ただし、ステージ4の胃がんの場合は、
この意味合いで抗がん剤を使用しません)

胃がんの全摘出をした後に使う抗がん剤の種類とは?

胃がんの治療に使われる代表的な抗がん剤に、
フルオラウラシル」や「シスプラチン」、「TS-1」などが挙げられます。

以前は、フルオラウラシル+シスプラチンの組み合わせで、
抗がん剤治療を行うことが多かったようですが、
最近では全摘出後にTS-1のみの服用になるケースが多くなっています。

TS-1とは、「飲み薬」型の抗がん剤で、今までの抗がん剤と比べて副作用が小さく、
抗がんの効果が期待できます。
日本人の「白坂哲彦」さんが開発して、
2001年から販売された比較的新しい薬ですね。

TS-1の研究は急速に進んでおり、
その後の生存率に大きく違いが出ることが研究で分かっています。

それによると、手術単独群(530例)と手術後TS-1を投与した群(529例)とを比較したところ、TS-1投与群は手術単独群より死亡リスクが32パーセント減少することが認められ、手術後3年の生存率でみても、手術単独群で70.1パーセントだったのに対して、TS-1投与群では80.5パーセントだった。

また、TS-1による副作用は軽いものが多く、食欲不振(グレード3以上)の6パーセントが最大だった。

引用:胃がんの術後補助療法 胃がんは「抗がん剤もがんの治癒に貢献できる」時代に | がんサポート

食欲がないのは抗がん剤のせいなのか?

胃全摘出を行った患者さんと家族が心配になるのは、
前よりもずっと食欲が減ってしまった」と言うことだと思います。

以前とは急に体調が変わるので
抗がん剤のせいにしたい気持ちも分かりますが、
「胃がなくなった」ということが
食欲減少に大きな影響を与えている可能性が高い
です。

全摘出をすることで、食べ物を貯めることができなくなる

胃には食べ物を消化する以外に、
食べ物を貯めておくと言う役割も担っていて、
腸や肝臓の負担を減らして消化活動がスムーズに行われるようにしてくれています。

しかし、胃全摘出をすると、
食べ物を貯めることができずに食道から小腸に一気に食べ物が流れ込むので、
小腸が「もう食べ物は要らないよ」と感じてしまい食欲がなくなってしまうのです。

 

私がガン治療中に取っていた栄養とは?

あなたは、「健康維持のために、小さなことでも自分でできることをやりたい!」と思っていませんか?

そんな人には、日ごろから食事で取っている栄養素の見直しをすることをオススメします。 実際に、私も栄養管理をすることで健康維持に成功していますよ。

詳しくは、以下の記事に書いているので参考にしてください。

ガン治療の時に取るべき栄養素とは?分かりやすく解説する

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