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肝臓がん

肝臓がんの血液検査の項目や異常と判断される数値を紹介していく

よく「がんの治療には早期発見が一番」と言いますが、それは肝臓がんにも同じことが言えます。

なので、肝臓がんを適切に治療をするためには、いかに迅速に血液検査を行って自分の健康状態をすることが重要になるのです。

そこで今回は、肝臓がんの血液検査の項目や異常と判断される数値を分かりやすく解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

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肝臓がんの2つの血液検査の方法

あなたの肝臓にがんがあるかないかを調べるために血液検査を行うわけですが、一言で血液検査と言っても、大きく分けて2つの方法があります。

  • 一般的な血液検査
  • 血液の生化学検査

血液検査の結果を見ると、何やら難しい英語や専門用語が並んでいますが、理解さえすれば自分の血液、肝臓がどんな状態なのかがわかります。

そこで、以下は2つの血液検査の方法について分かりやすく解説していきましょう。

一般的な血液検査

風邪やインフルエンザにかかった時に病院で血液検査を行いますが、肝臓がんの検査でも同じような検査を行っています。

それが、「一般的な血液検査」です。

私たちの血液には、「白血球」「赤血球」などの成分が含まれていますが、これらの濃度を調べることで、体の異常を発見していくのです。

肝臓がんの検査の場合には、血液に含まれる「血小板(けっしょうばん)」と言う成分を調べていきます。

血小板とは、ケガをして血が出た時に、カサブタを作って血を止めてくれる役割を果たす成分のことです。

で、肝臓には「トロンボボエチン」と言う血小板の基になる成分を作る役割があるのですが、もし、肝臓がんになって肝臓の機能が低下していると、このトロンボボエチンの量も少なくなります。

その影響でトロンボボエチンで作られる血小板の量も少くなるので、「血小板の濃度が低下=肝臓がんの疑い」と言う結果が出ます。

一般の血液検査の異常な数値とは?

正常な血小板の数は、男性は13万1000~36万2000個/μlで、女性は13万~36万9000個/μlです。

つまり、この数よりも低い数値が出た場合は異常値と見なされて、肝臓がんの疑いがあります。

肝臓がんの生化学検査

肝臓がんになると肝臓の機能が低下するので、その影響で血液の中に異常な物質が発見されることがあります。

生化学検査とは、血液中の成分を調べることで肝臓がんの有無を確かめる検査方法です。

生化学検査で調べられる成分は多くありますが、その中で保険適用(検査費を保険でまかなえる)される成分は、以下の3つです。

  • AFP
  • AFP-L3分画
  • PIVKA-2

以下は、それぞれを詳しく見ていきましょう。

AFP

AFPは通常は肝臓の細胞にある成分ですが、肝臓がんになって肝臓の機能が低下すると血液中に漏れることがあります。

血液1ミリリットルあたり400ナノグラム」のAFPが見つかった場合は、95%の方が肝臓がんを発症していると言われています。

ただし、AFPの数値が高くても肝臓がんではなかったり、逆に基準値でも肝臓がんの場合もあるので、他の数値も見て肝臓がんかどうかを判断するのが賢明です。

AFP-L3

先ほど紹介したAFPには、

健康な肝臓から作られたAFPはたんぱく質とくっ付きにくく、がんから作られたAFPは、たんぱく質とくっ付きやすい

と言う不思議な性質を持っています。

この性質を利用して、採血した血液をレクチンと言うたんぱく質の中に入れて、その動きを調べることで肝臓がんの有無を確認していきます。

PIVKA-2

血液の中には、プロトロンビンと言う成分が含まれていますが、もし血液中のビタミンKが不足すると、このプロトロンビンは働きを失ってしまいます。

(この働きを失ったプロトロンビンのことを、「PIVKA-2」と言います。)

肝臓がんになるとビタミンKが不足しがちになるので、血液中のPIVKA-2の濃度も高くなる傾向があり、約20~60%の患者はPIVKA-2濃度の上昇を経験します。

 

 

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