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胃がん

胃がんの手術後に知っておきたい食事・飲酒について紹介する

胃がんの手術後の食事

あなたは、胃がんの手術後に「どのような食事に気を付ければ良いのだろうか?」と迷っていませんか?

そこで今回は、胃がんの手術を終えた人が知っておきたい食事の取り方を3つ紹介していきます。

ぜひ、参考にしてください。

なぜ胃がんの手術後の食事が重要なのか?

基本的に胃がんの手術をした後は、医師に「今まで通りの食事をしても構わない」と言われると思います。

しかし、胃がんの手術をしたと言うことは、胃の半分以上が切除されていたり一部分を抜き取ったりしているので、健康な人の胃に比べて胃の機能が落ちています。

胃の働きには、

  • 口から入ってきた食べ物を胃の中にためておく
  • 食べ物を胃液で溶かして、おかゆ状態にする
  • 腸に少しずつ送り込む

の3つがあるわけですが、これらの働きが落ちているわけです。

なので、胃の手術後は以下の3つのことに注意して食事を行うと、より健康的な生活が送れるようになれますよ。

胃がんの手術後に気を付けたい3つの食事法

とは言っても、胃がんの手術後の食事はそんなに難しいことではありません。

私たちが子供の時から言われていたことを、徹底して行うだけでよいのです。

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1、少しずつよく噛んで食べる

胃がんの手術後の胃は、「食べ物をためておく」「食べ物を胃液で溶かす」の2つの働きが鈍くなっています。

なので、胃の負担を減らすためにも、今まで胃が行ってきた働きを代わりに口が行う必要があるわけです。

また、よく噛むことで唾液の分泌量が増えますが、じつは唾液は協力な殺菌成分を含んでおり、この殺菌成分が食べ物に含まれている発がん性物質を除去してくれます

唾液には強い殺菌力があります。例えば発がん性のあるものを唾液の中に浸しておくと、発がん物質が消えてしまいます。
よく噛んで唾液を出す人ほど、抗がん作用が強く働きます。
ガン細胞も唾液につけておくと30分ほどで死んでしまうといいます。

引用:よく噛む効果 | 仙台やすらぎの杜整体院

「1つの食べ物につき30回かむと良い」みたいな事をよく聞きますが、そんなのを気にせずにいつもより多めに噛むことを心がけるだけで十分です。

2、寝る3時間前に夕食を済ませておく

私たちは食べ物を食べることで栄養を取っているわけですが、口に食べ物を入れただけで栄養が付くわけではありません。

食べ物を食べた後は、食べ物が胃で消化されて腸に送り出されます。その後、腸から血液に栄養が行き渡ってはじめて全身に栄養が行き渡ります。

しかし、食べてからすぐに寝るとこの一連の流れが鈍くなってしまい、胃腸の負担が大きくなります。

特に、胃で食べ物がうまく消化しきれないまま腸に送り出されるので、最悪の場合は胃の出口に食べ物が詰まって、重大な後遺症を患うリスクもあります。

食べ物が完全に消化されるのは、食後3時間後が目安です。なので、夕食は早めに済ませて、3時間後以降に寝るようにしましょう。

3、飲酒は徐々に慣らしていくのが良い

お酒が大好きな人ならば、これが一番関心のあることかもしれませんね。

がんに限らず健康を維持したい場合はお酒を断つのが一番なのですが、かえってストレスになって胃がんの再発リスクが高まる危険もあるので、一概には言えません。

胃の全摘出なのか、2/3以上を切除しただけなのかで違いはありますが、胃がんの手術後に医師がOKと言った後は、最初はほんの少しの量から飲み始めて、徐々に慣らしていくのが良いでしょう。(もちろん、飲みすぎはNG)

また、コーヒーやタバコは胃に大きな負担になってしまうので、飲まない・吸わないほうが良いです。代わりにカフェインの含まれていない飲み物を飲むことをオススメします。

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